矯正担当医のご紹介

 原 とも子 先生

hara.jpg 略歴

1990年 東北大学歯学部卒業
1990〜1994年 東北大学歯学部 歯科矯正学講座
1995年〜 エンゼル歯科

 

略歴

日本矯正歯科学会  日本咀嚼学会
東北矯正歯科学会  日本顎変形症学会

矯正治療とは?

矯正治療の目的


 

矯正歯科治療は、悪いかみあわせや歯ならび(不正咬合といいます)を改善して、正常な良いかみあわせ、きれいな歯ならびにする治療です。 美容と思われがちですが、機能の改善が重要です。 良いかみあわせ、歯ならびは、生涯の健康の基礎となります。

それでは、歯ならび、かみあわせが悪いと、どのような影響があるのでしょうか?

物をよくかんだり、よくかみ切れないなど咀嚼(そしゃく)の機能が低下します。 歯ならびが悪いと食べ物が口の中に残りやすく、歯磨きもしづらくなり、虫歯や歯肉炎などの歯周病になりやすいです。 外傷性咬合や負担過重が歯周疾患や顎関節症の誘因となることがあります。 歯列に隙間があったり、反対咬合が強かったり、著しい上顎前突があったりすると正常な発音が難しくなります。 著しい上顎前突は外傷を受けた場合に歯の破折を起こすことがあります。 歯ならびの悪さが劣等感につながるなど、心理的、精神面にも影響を及ぼします。

つまり、矯正歯科治療とは、歯ならびやかみあわせを良くすることにより、これらの悪影響を取り除いたり、解消することにあります。

    咀嚼(そしゃく)、発音などの機能をよくする。
    歯、歯肉、歯槽骨、あごの関節などを様々な口腔疾患から守る。
    (虫歯、歯周病、前歯の破折、歯の磨耗、歯肉の退縮、顎関節機能障害など)
    口元を美しく整える。

虫歯と違って不正咬合は予防しきれるものではありません。 残念ながら矯正治療は一部を除いて保険適用外となり、治療を断念する方が少なくない現状はとても残念です。


 

悪い歯並び、噛み合わせ


 

悪いかみあわせや歯ならび(=不正咬合)にはいろいろなタイプ、バリエーションがあります。

不正の程度も軽度〜中等度〜重度と様々です。

 

上顎前突(出っ歯)

上の顎(又は歯)の位置が、下の顎(又は歯)より前に出ている状態

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・上の前歯が出ているため、外傷により歯が破折しやすくなります。
・口が閉じづらくなります。 上の前歯と下の前歯の間に下唇が入り、さらに上の前歯が出てくることがあります。 上の前歯は乾燥しやすく、虫歯などになりやすい。

 

 

下顎前突(反対咬合、受け口)

下の顎(又は歯)の位置が、上の顎(又は歯)より前に出ている状態

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・前歯で食物を噛み切れず、咀嚼能力は平均で正常者の約5〜6割。
・下の前歯が上の前歯により前方へ押され、歯ぐきが下がってしまうことがあるので注意が必要です。

 

 

叢生(乱ぐい歯)

歯の並ぶスペースが足りず、歯と歯が重なっている状態。

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・歯が重なっている場合は、歯を磨いても磨き残しが多くなり、虫歯や歯周炎になりやすいです。
・歯の生え変わりの時期に、上下の歯が本来当たるべきではない位置でぶつかり、かみ合わせがずれたり、歯ぐきが下がったりすることもあるので、注意が必要です。

 

 

 

過蓋咬合

前歯の重なりが深すぎる状態

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・下の前歯が上の前歯の裏の歯ぐきにかみこんでしまうことがあります。
・成長期では下あごの成長が抑制されたり顎関節症を起こしやすいこともあります。

 

 

 

 

開咬

奥歯しかかみ合っていなくて、前歯があいている状態

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・前歯でものをかみ切れない。
・指しゃぶり、舌突出癖などの癖が原因になることがあります。

 

 

 

 

非対称

かみあわせが横にずれている状態

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・かみ合わせが悪く下あごが左右にずれる場合、成長や顎関節への悪影響が懸念され、特に注意が必要です。

 

 

 

 

鋏状咬合(すれ違い咬合)

上の奥歯が外側に、下の奥歯が内側にすれ違い全くかめない状態

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・奥歯でかめず、成長や顎関節への悪影響が懸念され、早期に改善したいかみ合わせです。
・自分では気づかない場合も多いです。

 

 

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埋伏

歯が埋まったまま生えてこない状態

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・自分では気づかない場合も多いです。
・犬歯が生えてくる方向や位置の異常は、他の歯の歯根を吸収することがあり、注意が必要です。

こどもの矯正

こどもの顔と大人の顔では、大きさや顔つきも違いますね。 成長期は、全身の成長とともにあごや顔の骨も成長します。 6歳から12歳頃までは乳歯から永久歯に歯がはえかわる時期でもあります。 歯並びやかみあわせも変化します。 大人になってからでも矯正治療はできますが、成長期に歯とあごの成長を適切に診ることにより、あごの骨の成長をより正常に導き、悪い歯並びやかみあわせ、悪い癖を放置することによっておきる悪影響を最小限に抑えることができます。 早期の対応で簡単に解決する不正咬合もあります。 長期的管理を行い、適切な時期に出来るだけ効率的に治療するように治療計画を立てます。

1期治療について

受け口や出っ歯など、かみあわせの土台となる上下のあごの骨の不調和がある場合、不調和を改善できるようにアプローチを行います。 ただし、不調和の程度が大きく将来外科矯正治療が適切であると判断した場合は、治療を行わないこともあります。

第一大臼歯(6歳臼歯ともいいます)などの特に重要なかみあわせの異常、永久歯の萌出方向や位置の異常などは、歯や歯肉、あごの関節、あごの成長などに悪い影響を及ぼすことがあり、早期発見、治療が大切です。

あごをひろげて、将来永久歯を抜いて治療する可能性を低くしたりすることが可能です。 舌や唇の位置や動き(機能)と歯並びには密接な関係があります。 悪い癖などを早期にアドバイスすることにより、あごの発達や歯並びへの悪影響を予防します。

こどもの時期の矯正治療は、おとなに比べて歯が動きやすく、痛みも小さいメリットがありますが、お子様によっては、装置の装着がまったく苦にならないお子様、とても負担に感じたり、治療に恐怖心が強いお子様もいます。 一人ひとりに合った接し方を考えて、矯正治療が負担にならないように最小限の治療を行います。 自分の歯並びがだんだんきれいになっていくのがうれしくて、自分の歯を大切にし、むし歯予防にも励んでくれるようになれば、1期治療は、お子様にとってより大きなメリットになるでしょう。

2期治療について

成長期に行う1期治療に対して、成長がほぼ終了する時期に行います。 生涯にわたって健康を維持できる歯並びとかみあわせをつくりあげる仕上げの治療です。 個々の歯の表面にブラケットという装置をつけてワイヤーを入れて調節します。 本人の意思確認をしたうえで治療を行います。

症状によっては、1期治療を省略して、2期治療ですべての問題を解決する場合もあります。 1期治療のみで、2期治療が必要でなくなる場合もあります。

20歳までに虫歯で削ることなく健全な永久歯列を獲得すれば、生涯よく噛むことが健康を支え、生活習慣病予防にも役立ちます。 お子様の歯並びでご心配な点がございましたら、是非お気軽に矯正相談をご利用下さい。

こどもの矯正治療の流れ

STEP1
矯正相談

歯ならび、かみあわせ、矯正治療に関する疑問や心配事など何でも遠慮なくご相談下さい。
診察を行い、矯正治療の流れ、期間、費用の概要などについてご説明致します。

STEP2
検査

診断に必要なレントゲン写真、歯型の採取、写真撮影、口腔内診査を行います。

STEP3
診断

検査結果を分析して、現在の問題点、治療法、装置の種類、治療期間、治療費用などについてご説明致します。

STEP4
1期治療(少年少女期)

成長期の咬み合わせ、歯並びの異常を治します。
治療期間は6か月〜1年6か月くらいです。
およそ1ヶ月に1度の通院になります。

STEP5
保定・成長観察

治療したところを保定しながら歯のはえかわりやあごの骨の成長観察を続けます。
3〜6か月に1度の通院になります。

STEP6
再評価

再診断を行い、仕上げの治療についてご説明致します。
治療が必要ない場合は、定期通院(メインテナンス)になります。

STEP7
2期治療(思春期後期〜)

大人の矯正と同じように、個々の歯に装置をつけて良好なかみあわせにする仕上げの治療です。
症状によって異なりますが、治療期間は1年〜2年くらいです。

STEP8
保定・経過観察

移動させた歯が戻らないように保定装置に切り替わります。
3ヶ月〜6ヶ月に1度の通院でメインテナンスをしていきます。


おとなの矯正

矯正治療は、歯を支える歯肉や歯槽骨が健全であれば、何歳でも行えます。 歯を動かす方法は、こどもの2期治療と同じように、主にブラケットという装置をつけて、歯のコントロールを行い、良好な歯ならび、かみあわせを作ります。  

あごの骨に重度の不調和がある骨格性不正咬合の場合は、外科矯正治療(あごの手術を併用)にて健康保険が適応されます。 当院では施術しておりませんので、他専門医院へ御紹介致します。

おとなの矯正治療の流れ

STEP1
矯正相談

歯ならび、かみあわせ、矯正治療に関する疑問や心配事など何でも遠慮なくご相談下さい。 診察を行い、矯正治療の流れ、期間、費用の概要などについてご説明致します。

STEP2
検査

診断に必要なレントゲン写真、歯型の採取、写真撮影、口腔内診査を行います。

STEP3
診断

検査結果を分析して、現在の問題点、治療法、装置の種類、治療期間、治療費用などについてご説明致します。

STEP4
治療

個々の歯に装置をつけて歯を移動します。
症状によって異なりますが、治療期間は約2年くらいです。
およそ1ヶ月に1度の通院になります。

STEP5
保定・成長観察

移動させた歯が戻らないように保定装置に切り替わります。
3ヶ月〜6ヶ月に1度の通院でメインテナンスをしていきます。

料金

矯正歯科治療費 (H26.4.1〜)
矯正相談料
3,000円
基本検査料
【内容】
頭部X線規格写真
パノラマX線写真
顔面、口腔内写真
印象採得、咬合採得
診査
30,000円
診断料
20,000円
簡易検査・診断料 4,000円
基礎施術料・装置料
こどもの治療 1期治療 150,000円 〜
350,000円
こどもの治療 2期治療 300,000円 〜
大人の治療 550,000円 〜 600,000円
調節料 5,400円
観察・保定料 3,240円

料金

歯並びや咬み合わせの状態によって治療費が異なります。

お子様の治療では兄弟割引致します。

治療例

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